終活関連の資格のひとつに終活アドバイザー資格があります。
終活の資格は6種類(実際は9種類)あり、これから終活の資格を取りたいと思っているあなたにとっては、どれを取得して良いのかわからなくなってしまうと思います。
終活資格6種類の徹底比較はこちら

- 終活アドバイザーの資格とは
- 終活アドバイザーの資格の取得方法や費用
- 終活アドバイザーは取得するべきかどうか
今回は、生涯学習のユーキャン(通信講座)の終活アドバイザーの資格について、どこよりも情報の多い5分間NOTEが解説します。
終活アドバイザーは、同じく通信講座で資格取得の学習ができる終活ライフケアプランナーと似ています。
終活アドバイザーは、資格の取得が4ヶ月(1日30分〜1時間の学習目安)で取得が目指せる資格です。
また、ご存知ユーキャンは毎日コツコツ勉強して資格取得を目指すスタイルですが、それは必須ではありません。
あくまで目安なので、4ヶ月を待たずして、例えば2ヶ月でも資格の取得を目指せます。
取得までの費用は、35,000円(税込)です。
資格の取得までの流れは、終活アドバイザー講座(ユーキャンの通信講座)を受講し、添削課題4つを提出すれば、晴れて終活アドバイザーの認定を受けることができます。
この資格は、通信講座で有名なユーキャンが実施していますので安心です。
また、ご存知のとおり通信講座を熟知したユーキャンなので、わかりやすく勉強できます。
いつでもどこでも勉強できますので、スキマ時間使って勉強したい方にはおすすめです。
実は、終活アドバイザーの特徴は、ほぼ確実に合格ができることです。
この点は、終活ライフケアプランナーと同じ理由です。
試験は在宅でできる、テキストを見ても良い、何回でも受験できるからです。
このページでは、終活アドバイザーの資格の取得から活かし方までの情報を網羅的にまとめています。
このページを読めば、あなたは終活アドバイザー資格を取得するべきかどうかを判断できるようになります。
終活とは
終活とは、人生の終わりに向けた活動全般を指す造語です。
2010年頃に終活という言葉が、週刊誌で掲載されたことで世の中に広まりました。
話はそれますが、ユーキャン流行語大賞(2012年)にも選ばれています。
終活はわたしたちの生活で意外と密接に関わっています。
たとえば、社会保険制度、財産管理、相続対策、お葬式のことなどがありますが、これらは終活をする方だけの問題ではありません。
楽天インサイトのデータによれば、こんなデータもあります。
「終活」を始めたい年齢は「60代」が4割でトップ「終活」について「何から手をつけたら良いかわからない」人は3割半。
「相談できる相手がいない」という不安が増加現在お墓を管理している人は5割。
お墓にかける年間管理費用の平均金額は「8,112円」
出典元:楽天インサイト(楽天インサイト株式会社) 「終活に関する調査」
終活の資格の種類は6種類
終活アドバイザーは、6つある終活の資格うちの1つです。
- 終活アドバイザー
- 終活ガイド1級(上級)〜3級(初級)
- 終活カウンセラー1級〜2級
- 終活ライフケアプランナー
- 終活ライフケアアドバイザー
- 終活ライフコーディネーター
終活アドバイザーの資格は、通信講座を受講するだけで資格取得を目指せます。
ほぼ確実に合格ができる資格であることや、取得までの期間は2・3ヶ月程度でも取得できます。
いますぐ終活の資格が欲しい、という方にはおすすめの資格です。
ここからは、終活アドバイザーの取得方法から活かし方までを一つ一つお伝えします。
終活アドバイザー資格とは
終活アドバイザーは、終活で抱える課題を総合的なライフプランの設計をサポートする専門家です。
終活の基礎知識をはじめ、社会保険制度、財産管理や相続対策、公的制度の仕組み、お葬式のことなど、幅広い知識が身につきます。
資格の取得方法は、通信講座のユーキャンで講座を受講し、添削課題に合格すれば晴れて終活アドバイザーになります。
通信講座のユーキャンは、いまでは誰でも知っている通信講座の会社です。
圧倒的な知名度、信頼感のもとで資格の取得が目指せるので、安心感があります。
- 認定団体:終活アドバイザー協会(特定非営利活動法人ら・し・さ)
- 料金
- 一括払い:35,000円
- 分割払い:35,760円(2,980円×12回)
- 資格の種別:民間資格
- 資格の取得方法:生涯学習のユーキャンの資格講座の受講
- 取得期間:4ヶ月(目安)
- 勉強時間:1日30分〜1時間(目安)
- 試験方法:計4回の添削課題(第4回目の添削課題が検定試験)をクリアすれば、終活アドバイザー資格の認定
- 終活アドバイザー協会の入会(任意)
- 入会金:4,000円
- 年会費:6,000円
※価格は税込です。
学習内容や身につく知識・スキル
終活アドバイザー講座では、終活の知識に必要な内容を幅広く学べます。
具体的には次のような内容です。
- エンディングノートの書き方
- 社会保険制度
- 財産管理対策
- 相続対策
- 公的制度の仕組み
- お葬式 など
5分間NOTEの印象では、終活アドバイザー資格はエンディングノートの書き方に注力している資格と言えます。
講座を受講していると、エンディングノートを書き上げるようなカリキュラムが組まれています。
終活アドバイザー協会は、平成28年3月1日に「特定非営利活動法人ら・し・さ」が発足しました。
当団体は、終活に関する専門家集団です。
終活に関するイベントの開催、情報発信、ノウハウの提供をおこなっている。
「特定非営利活動法人ら・し・さ」では、ら・し・さノート®(エンディングノート)を出版しています。
終活アドバイザー資格の内容が、エンディングノートに注力しているのがよくわかります。
資格取得までの期間
終活アドバイザー資格の取得までにかかる期間は目安で4ヶ月ですが、短縮は可能です。
ユーキャンが推奨している期間が4ヶ月(目安)なだけなので、それよりも早く資格取得することはもちろんのこと、4ヶ月を過ぎても取得が可能です。
- 終活アドバイザー講座の申込み(生涯学習のユーキャン)
- 添削課題の回答:計4回の添削課題のうち、4回目が実質試験
- 資格の認定(終活アドバイザー協会)
資格試験に合格すれば、終活アドバイザー協会から認定証がもらえます。
資格取得までの勉強方法
講座受講の申込後に教材・テキストが送られます。教材に沿って勉強します。
終活アドバイザーは、終活の初心者が学べるように作られた資格です。
まったくの知識ゼロの初心者でも、無理なくはじめられるのが安心できるポイントです。
さすがユーキャンの資格講座なので教材は充実しております。
まず、ほかの終活関連資格と比べて、テキストの量も質も違います。
量が違う分、覚えるのが大変と思うかもしれませんが、テキストが見やすいです。
終活アドバイザーを学習には、3種類の教材・テキストを使用します。
- 教材・テキスト(3冊)
- テキスト1:自分らしく今を生きる
- テキスト2:安心のライフプラン
- テキスト3:大切な人へ思いを託す
- 副教材
- 書き込み式のエンディングノート(ら・し・さノート(R))
- 要点チェック問題集
- ガイドブック ほか
- 添削課題
- 計4回(4回目が資格試験となる)
教材・テキストの特徴は、要点がまとまっており、イラストや図が多くわかりやすいです。
わかりづらい内容や専門用語は解説が豊富で、詳しく説明しているページも記載しています。
各レッスンごとに確認テストがあるので、重要なポイントがしっかりチェックできます。
副教材の特徴は、書き込み式のエンディングノート(ら・し・さノート(R))があることです。
資格取得のために勉強をしながら、自身のエンディングノートも出来上がっています。
もちろん学習終了後も使用できます。
副教材のもう一つの特徴は、要点チェック問題集です。
検定試験と同じ形式で出題されるので、この要点チェック問題集が試験対策となります。
添削課題の特徴は、教材・テキストごとに添削課題3回+検定試験分1回があることです。
教材・テキストは合計3冊あるので、各テキストごとに添削課題が用意されています。
添削課題4回目は、そのまま検定試験となります。
資格取得までのサポート体制
ユーキャンに質問することができます。
1日3問までと制限はありますが、5分間NOTEの経験では、それほど使用する機会はないと思います。
終活アドバイザーの学習期間は4ヶ月程度を目安としていますが、受講開始から8ヶ月までは指導してもらえます。
資格取得までに必要な費用
終活アドバイザーの資格取得に必要な費用は、合計35,000円(税込)です。
内訳は、次のとおりです。
- 終活アドバイザー講座
- 一括払い:35,000円
- 分割払い:35,760円(2,980円×12回 /12ヵ月)
※税込
※教材費、指導費、教材の送料など含んでいます
決済方法は、3種類用意されています。
- 郵便局・ゆうちょ銀行
- コンビニエンスストア
- クレジットカード (クレジットカード払いはインターネットのみ、一括払いのみ)
※返品は、8日以内
資格の受験方法、試験内容
試験は在宅で可能です。
終活アドバイザー講座には、あらかじめ4つの添削課題が用意されており、4回目の添削課題がそのまま検定試験となります。
3回目までの添削課題は、教材・テキスト(3冊)ごとに用意されています。
4回目の添削課題(検定資格)を受けるためには、3回目までの添削課題を修了している必要があります。
そして、副教材の要点チェック問題集は、検定試験と同じ形式で出題されます。
要点チェックシートで万全の対策を取れば安心です。
試験の合格率と不合格の場合
合格判定は得点率が60%以上です。
60%以上の条件はありますが、終活アドバイザー検定試験は、まず合格することができます。
その理由は、3つあります。
在宅で受験できること、テキストを見ながら受験できること、何回も受験できることが理由です。
一回の試験の合格は得点率60%が必要ですが、何回でも受験できるのでいつかは合格できます。
これらの3つの理由から、終活アドバイザーはほぼ確実に合格することができます。
終活アドバイザー資格の活かし方
終活アドバイザー協会に入会
終活アドバイザー協会への入会は任意となります。
入会すると、終活アドバイザー証明書の発行ができたり、終活アドバイザー協会が公開する終活アドバイザー一覧のリストに載ることができるなど、メリットがいくつもあります。
しかし、デミリットもあります。
終活アドバイザー協会は、入会金4,000円と年会費6,000円がかかります。
5分間NOTEでは、協会に入る必要はないと思っています。
終活アドバイザー資格は、取得後直後に名乗ることができます。
協会の入会に関係なく資格の取得者であることを公開できるので、どうしても入会したい理由ができるまでは、入会は不要です。
終活アドバイザーの仕事や収入(年収)、求人について
終活アドバイザー資格だけでは、収入を得るのは難しいです。
終活関連の資格は複数ありますが、どれもまだ民間資格ばかりです。
国家資格ではないため、現時点では確立された職業ではありません。
そのため、終活アドバイザーの資格取得は、スキルアップのための資格といえます。
スキルアップのための資格と割り切ってしまえば、活かし方は多数あります。
たとえば、次のような活かし方です。
- 葬儀の方法やお墓の手配
- 万が一のときの連絡方法の取り決め
- 介護施設の手配
- 老後の資産形成
- 保険の見直しや年金
- 葬儀の内容の相談
- 相続や遺言の相談
- 成年後見制度の活用
このような例は一例です。
ほかにも、5分間NOTEの印象では、終活アドバイザーはエンディングノートを軸にした資格といえます。
エンディングノート作ることは、自身の人生を振り返るだけではなく今後にすべきことを導いてくれるノートです。
エンディングノートに軸足をおいているおかげで、ほかの資格とは異なった目線で終活ができます。
まとめ
「ユーキャンの終活アドバイザー資格と収入」でした。
終活アドバイザー資格の取得は、約4ヶ月程度で実現できます。
しかも、資格取得試験は不合格となった場合でも何度でも挑戦可能なので、最終的には合格にたどり着けます。
終活アドバイザー資格がほかの終活関連資格と違う点は、安心感です。
通信講座で有名なユーキャンで資格受講やできるため、怪しい資格とは言われないです。
ユーキャンの教材を使えば、コツコツと知識が身につくようにカリキュラムが組まれていますので安心です。
ただ、終活関連資格はどれも民間資格であるため、終活アドバイザー資格だけで収入を得るのは難しいのが現状です。
スキルアップを目的として資格取得を目指し、ほかの資格や業界の業務と組み合わせれば、仕事の幅は増えます。
終活市場はこれから伸びると期待できますので、周囲と差別化するためにも今から取得しておくことをおすすめします。
終活アドバイザーと比較されることの多い終活関連資格に「終活ライフケアプランナー」という資格があります。
終活ライフケアプランナーについてもまとめた記事があるので、ご参考になさってください。
ほかの終活資格(6種類)も知りたいという方は、こちらの記事も参考になさってください。